カメラを止めるな！のnaokiのネタバレレビュー・内容・結末

わーすげー！！これは見事すぎる！！何という脚本の美しさ。前半、まんまとストレスを溜めさせられて、それが一斉に発散、笑いへと昇華される流れはこれまでにないね。そして、映画愛がひしひしと伝わってきて、もう本当にすげー。

まずはワンカットでのゾンビストーリー。ここだけ見ていると、ゾンビ映画撮っていたら、本当のゾンビが現れるという、既視感のあるただのゾンビ映画。なんだけど、見ていて何とも言えない気持ち悪さが残る内容になっていて。笑えるシーンもあったりするから、全力で作っているように見えてくる。そして不意にエンドロールを迎える。

舞台は1ヶ月前に戻り、実はこの映画は、テレビで生放送するために撮られた映画だとわかる。そうして、撮影前の稽古から、実際に生放送が行われていた時の撮影現場に焦点が移っていく、、本当にただただ美しいなあ。

何よりよかったのは、監督役に抜擢された主役が冒頭で主演の2人にアドリブでかますシーン。あそこにこの映画の魅力が凝縮されてたねー。
もうひとつが、親子愛を写真1枚とお互いの顔だけで見せちゃうところ。泣かせてもくるなんてびっくりした、、
尺も良いし笑えるし、もう文句なしの大傑作。平均4.5点も納得だね。