もりりた

カメラを止めるな!のもりりたのレビュー・感想・評価

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)
4.5
ある廃墟でゾンビ映画の撮影中。主役の若手女優の演技に物足りなさを感じた監督が、その土地に伝わる呪いの扉を開く。直後、現場スタッフが本物のゾンビに噛まれる事態が発生!他のスタッフも次々とゾンビ化。そんな異常事態にも関わらず、逆上しカメラを回し続ける監督。荒れ狂う現場で女優は生き残れるのか…?

ってこんなあらすじの映画ではない笑 とても面白かった!各人物を襲う緊急事態。そのドタバタの最中生まれた謎の一体感で、何とか作品を完成させようと奮闘。必死な姿に笑いや感動、人間の底力や凄みも感じました。初見の答え合わせをする様な展開も新鮮で楽しかったです。

複数の視点を持つ意味を意識させられました。断片には見えない苦労や泥臭さ。その中に本質や面白さがあったりするのに、一部だけで短絡的に良し悪しを決めがち。少しでもプロセスを見ようとするのが大事だなと思いました。映画の中でも、画面越しで見る側のギャップとして面白く描かれていた気がします。

気になったのは通常シーンの演技力。あえて淡白にして映画シーンの熱量を目立たせたのかな笑 話題先行だけど面白いのでオススメ!血の気が結構多いので、苦手な人はDVDで。。
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