このレビューはネタバレを含みます
最初の1時間は
大きな驚きもなく、ただただ長回しに感動してただけでした。
テレビゲームのような一人称視点で、デジタルネイティブが映画を作ったらこういう見え方がするんだろうなと思ってました。
脚本的にもなんとかなく展開が読め、評判だったけど、こんなもんかあと失望感がありました。
が!!
怒涛の後半!
ひたすら笑ってました。
映画でこんなに笑ったの初めてです。
ネタバレ注意。
頭整理します。(笑)
まさにこれは
蒲田行進曲四重奏!
最初のゾンビの台本
↓
休憩に入る(前編)
↓
これを撮っている人たち(後編・伏線回収)
↓
それをさらに撮っている本物のスタッフ
↓
さらにそれをみる自分たち
ミルフィーユも真っ白のとんでもない重層構造エンターテイメント!
低予算。無名の役者。
いやいや関係ない。
技術の進歩と陳腐化で
映像クオリティを誰でも追求できるようになった今!
差をつけるのは、アイディアと企画!
面白いは普遍!!
お笑いだって、二人の掛け合いであんなに笑いが取れる。
吉本新喜劇の小道具の値段なんてたかが知れてる。
だけど、面白い!
ファミコン時代
容量16ビットという制約があった中で、ドラクエ・ファイナルファンタジー・スーパーマリオなどの名作が生まれた。
日本のアニメも、低予算・時間の無さから見せ方を工夫し金田ジャンプや遠近感をわざと強調して人物などの動きをよりかっこよく見せる金田パースが生まれた!
日本のサブカルチャーは
「ない」ところから
咲いてきた!
この映画は日本映画界
希望の旗印である!!
ぜひぜひ見るべき一本!