悪魔と化したのはキャグニー。ただ悪魔にしたのはドリスデイ。
なかなか🤒
トーチソング(センチメタルな歌)の女王、ルースエッティッグの半生をベースにしたドラマ。歌は当然良し!
「シェイキング・ザ・ブルース・アウェイ」のカッコ良さったらない!デイは水色のドレスがとても似合っていて、バックの影の演出、振り付け、そしてサビ毎にスピード・溜めを変えて歌っていてクール😎
ドリスデイは美しさがピークだったのでは?落ち着いた演技も素晴らしかった。
男は惚れた女をのし上げ、女は成功を夢見て男を愛せると信じるが愛せない。男は落ちぶれていく。スタア誕生にも通づる。
愛情ではない部分の繋がりが見えてくる後半は特に面白かった。物語的にはよくそんな心情になれるな、といった部分もあるが、それまでの壮絶なやりとりが思い返され、夫が妻にそこまでの愛情注ぎ込んできた、そこが効いてくる。
タイトルの「love me or leave me」。
どっちにもとれる。深読みしすぎか。
キャグニーは悪役になるが、その作り込んだある種の情けなさが、人間臭い。実際いたら面倒だが、情にはあふれた人物なのが伝わった。うまいです。さすがです。