つばさる

ゴーギャン タヒチ、楽園への旅のつばさるのレビュー・感想・評価

3.6
ストーリー ★★★☆☆
キャラクター★★★★☆
オシャレ度 ★★★★★
エンタメ度 ★★★☆☆
メッセージ性★★★☆☆

19世紀を代表する“後期印象派”の画家ポール・ゴーギャンがなぜタヒチに行き、どのようにして数々の名画を生み出したのか。

ゴーギャンを演じたのはヴァンサン・カッセル。
鼻の形とシャープな顎がゴーギャン本人(の自画像)に似てるような。
有名ではあっても絵が売れず制作の場をタヒチに移し、それでも苦悩するゴーギャンの哀愁と気迫を見事に演じていました。

見所は劇中で登場する作品とその制作の背景、ゴーギャンにとってミューズであるテフラとの出会いとその後の関係、ゴーギャンの芸術家としての信念や宗教観など。

伝記的映画なので、ストーリーが面白いとか面白くないとか言うのも変かなと思うのですが、少し話が分かりにくい部分もあり、ゴーギャンが好きと言う人以外にはやや物足りない所もあったかなという印象です。
(説明的に多くを語らないのも芸術をテーマにした映画だからかもしれないですが)

それでも、テフラとの生活がゴーギャンに潤いを与え、活力となったことがよく分かり、ゴーギャン好きの私にとっては満足でした。

また、タヒチの海や夕陽など一つ一つのカットが絵画のように美しい映画だったので映画館のスクリーンで観られて良かったです。

昨年と今年、次々と芸術家の半生を描いた映画が公開されているので、こちらも観たいと思っています♪
↓↓↓
☑︎「ゴッホ 最期の手紙」
☑︎「ゴーギャン タヒチ、楽園への旅」
◻︎「ロダン カミーユと永遠のアトリエ」
◻︎「ジャコメッティ 最後の肖像」
◻︎「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス」
◻︎「しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」
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