冒頭のシーン。教会のステンドグラスを背に、ジュリアロバーツ演じる母ホリーが讃美歌を歌う娘の姿を見て微笑む。(ハーフアップにエメラルドの小ぶりのピアス姿)
母の愛と優しさに満ちた笑顔が美しい。
それから一転、薬物中毒の長男であるベンが突然、帰って来やがった。(母は喜んでいたが妹と継父はこんな気持ちだったのでは)
懸命ではあるが、結果やらかしてしまうベンを髪をふりみだし必死に救おうとするそのさまは、狂気さえ感じるが、同時に母の強さと愛を感じた。
再び帰って来やがったベンの事を、母はこれからも信じ続けることが、できるのだろうか。
監督とベン役のルーカスヘッジスのラストネームが一緒だったので調べたら本物の親子だった。
監督である父は息子のことを何があっても信じるのであろう。
そんな強い気持ちがこの映画で伝わった。