このレビューはネタバレを含みます
子供が簡易的な茶道を習いに行っていたことがあったので、色々な事を思い出した。
和の文化って素敵だけど、無駄が多いし難しい。
着物の着付けや茶道のお作法もしかり。
でも、その無駄の中に贅沢があり、美と趣がある。
『お湯の音』と『水の音』全然違う✨音と映像の綺麗さに感動した。
樹木希林さん(先生)の相槌が素敵。
この映画にはやっぱり希林さんと黒木華さんがピッタリだと思った。
不苦者有智《ふくわうち》
『苦と思わざる者は智あり』
日日是好日《にちにちこれこうじつ》
『毎日が良い日』
思い通りにいかず苦しんで、レッスンも休んでいた時に『いつやめても良いじゃない?ただお茶を飲みにくればいいじゃない』と言った先生の言葉が深かった。
人生思い通りにいかない時、諦めない精神や努力も必要だけど、軌道修正したり、ゆっくり進む事も必要な事もある。
時間がゆっくり流れる生活を敢えて贅沢と捉えて意識してみるのも大切だなと思った