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日日是好日のlalalalabombaのレビュー・感想・評価

日日是好日(2018年製作の映画)
4.0
お茶のお稽古に通う女性と茶道の先生のお話。

形から入っていく茶道に違和感を感じながらもその世界にはまっていく女性…キャピキャピの女子大生から三十過ぎるまでを演技する、黒木…そして樹木希林。
茶道はヨガに似てるなと思った。
元々○○道と言うものににてるとは思っていたが季節や物事の音を敏感に感じたり、古い記憶やその感覚が突然蘇ってきたりとヨガでもお茶でも続けているとそんな変化に気づくようになってくるのだな。

悲しいことがあった時に人目も憚らず泣けるようになったり相手を許す自分が許せなかったり。全く意味わからなかった『道』で泣いたり。
ある時ヨガの師にとある質問をした際に「良い質問だ。よくわからないが、私の師匠がそうやっていた。
」という答えをもらって妙に納得したことを思い出した。
優しい両親の愛情でふんわりと包まれて穏やかに成長するお嬢さん。これはもしかして日本だけの特徴なのではないかと感じた。
二十四節気で表現する時の流れ。
季節とともに暮らし生きて死んでいくのは日本人ならではなんだなぁと実感した。
季節の色や音を演技や演出だけでなく映像と音で表現出来てたらよかったのにと音の悪さが少し残念に思う。
桜も紅葉も雨も雪もそれぞれの美しさがある。
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