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日日是好日の地球へのレビュー・感想・評価

日日是好日(2018年製作の映画)
4.3
1人の女性が「お茶」を通じて精神的に成長していく物語

公開から既に時間が経過しているのでネタバレも若干あります、ご注意してください。

ひょんことから主人公の女性は「お茶」を習うことになる。
学生のころから20年以上も習うこととなるが、最初は同じことをただ繰り返すだけの、そして決まり事だらけの「お茶」の世界に戸惑う。
しかし人生の紆余結節を経て、常に「お茶」が彼女のそばにあったことに気づく。
そして、「お茶」おかげでの季節を五感で感じて、今を生きる喜びを実感できるのでした。
「お茶」が幸せを運んでくれた、そんなふうに感じました。


「日々是好日」とは何をしなくても毎日が良い日になるのではなく、毎日を悔いなく生きれば毎日が良き日になる、ズバリそのものを映像化した映画でした。

ほとんどが「お茶室」の映像です、そしてまったりとした物語が描かれていきます。これは大森監督の作品「セトウツミ」と同じ構成だったように思いました。
またお茶室から見える景色が美しい映画でした、映画館でぜひ堪能してください。

樹木希林さんの演技が前作「万引き家族」とは全く異なる人物を演じているのが印象的でしたが、これで観納めでしょうか・・・
そして少し「お茶」に興味を持ちました。

原作未読で鑑賞、やはり年配の方が多かった。
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