あらゆる意味で完成度が高い作品。
キャラクターの描き方、何を描きどこを省略するべきかわかっている。
それぞれが抱えた事情も、すべては描かず必要最低限だけ描き、観終える頃には3人とも序盤の印象とは全く違う人間になっている。
過激な描写もあるが、それをものともせず乗り越えていく3人の、当事者だけに共有できる絆のようなものを感じられた。
刺激ある展開で飽きないし、またショーのシーンは3人とも美しく輝いていて見応えがあった。抱えた問題を解決させること、させないこと、どちらであっても良いのだとわかり勉強になった。