インド映画にハズレなし！
理不尽に暴力ふるうとか、露骨に男の子を女の子より可愛がるとか、そもそも人間としてカウントしてないとか、そういう日本でもまだ残ってるような男女差別から脱出して自分の意思で立とうとする主人公。
だけど、男女差別に打ち勝つぜみたいなともすると説教くさい側面ではなく、母親を暴力から救い出そうとする娘の純粋な意志の力を前面に出すので最高に泣いてしまった。
良いシーンもいいキャラもたくさんあって、本当に語り尽くせないのだけど、やっぱり丁寧に丁寧に積み重ねた先のラストのカタルシスがたまらない。
主人公は人間臭いところがあるものの、強く賢く善の塊のような存在。
それを導くプロデューサーが善も悪も併せ持つどうしようもない、でも愛すべき男なのがいいなぁと思った。人間誰しも正しくはいられないので。エンドロール最高。
イスラム圏のエンジニアの家庭でもこれだけ厳しい状況ならいわんやほかの地域、教育は力。私は恵まれてるなあと実感した。
親子ものに弱い私としては大大大満足だった。あと主人公の彼氏もとても可愛かった。主人公の弟も可愛いし主人公も可愛い。強い。幸せになってほしい。
