明るく軽快なタッチの色使い、所々にユーモアも交えつつ進んでいくストーリーは、150分の長さを一切感じさせない。
よくあるシンデレラストーリーかと思いきや、実際にはインドの女性差別や女児堕胎というシビアなテーマを扱ってる。
インドで女性の権利は未だに低くみられたり、男尊女卑の家庭が多いんだろうな。
どうにもならない運命だと諦めたくなる絶望的な状況。
それでもインシアは諦めない。
子どもたちの生き生きとした表情とパワフルさ。
お母さんの子どもへの深い愛情。
母と娘の強い絆に涙が止まらなかった。
歌もとても良い。ヒンドゥー語の美しさとリズム感はなんでこんなに心地良いんだろう。
喜怒哀楽が全部詰まった映画。良かった。