【罪悪感を抱きながら生きる】
TSUTAYA渋谷店からVHSがなくなってしまうようなので、VHS時代の映画を観てみた。『ドイツ・青ざめた母』は1981年のカイエ・デュ・シネマベストテンに選出された作…
このレビューはネタバレを含みます
党員ではない男に嫁ぐ女
独白が叙情的な音楽とともに入り印象的
爆撃の中で産まれる子ども
きよしこの夜に乗せて、家から逃げる主人公
母親だけが頼りで、父親は好きじゃない
赤ん坊の時からそういう自…
ドイツ人は第二次世界大戦で悪者になった。
敗戦後のドイツの世相を女性の目から見た作品。
アメリカの兵士達に輪姦される女性。
売春せざるを得ない、事情。
鏡を見て顔面神経症になった事に気づく母親。
み…
戦争に翻弄されすれ違う夫婦を描いており今見ると筋立てはそんなに変わったものではない。
しかし顔面神経痛を患い絶望する自殺しようとする妻が娘の呼びかけに応じて娘を抱き寄せるシーンでは美しいピアノ曲と相…
戦争に試される家族のドラマ。
タイトルはアメリカに亡命したブレヒトの詩から。
1939年に結婚したドイツ人カップルを通して戦争、出産、敗戦を経て戦後までを描く。
ナチ党に入会すると最前線に送られない…
結婚してすぐに愛する人を兵隊にとられ、たったひとりでヒール靴を履き、瓦礫の中を、果てのない雪道を、空襲の中産んだ我が子をおぶって歩く彼女。私はこの子と生きていかなきゃいけない。あなたとこの子と暮らし…
>>続きを読む戦争が激しくなり田舎に疎開するくだり、母と幼子が廃墟や荒れ地を歩いていく際に母が「婚約者の家に行ったら彼氏は人肉を食らう殺人鬼集団(盗賊)だった」という恐ろしいお伽噺を幼子(娘)に延々と聞かせていて…
>>続きを読む戦前に結婚結婚→夫が戦地から帰ってこないみたいな作品は山のようにあるが、戦後の夫婦のすれ違いをメインに描いた作品(しかも戦中に生まれた子供目線)は意外と珍しい気がする。夫とのすれ違いの末に顔が歪む後…
>>続きを読む崇敬するIホール初代総支配人様 35
当時、戦地へ赴いた夫の帰りを待つ妻側の目線にたって描かれた戦争映画など観たことがなかったので衝撃的でした。
女性監督にしか描けなかったであろう秀作だったと記憶…