阪本嘉一好子

ミーン・ドリームズの阪本嘉一好子のレビュー・感想・評価

ミーン・ドリームズ(2016年製作の映画)
4.7
ジョナス(ジョシュ・ウィギンス)の一途の心にたくましさを感じた。米国の教育界の鉄則、DV, セクハラを見たらすぐ訴える。セクハラをされている人は(ケイシー)その渦から抜け出られない。ジョナスはまず教会の前でシェリフに話す。しかし、もうケイシー(ソフィー・ネリッセ)の父親の根回しが。それから、自分の父親にも話すが、最終的に『ケイシーの父親は、警官だ』と。ケイシーは母親に似ているし、口のきき方まで父親にとって似ていると感じるので、ケイシーはスケープゴートになって父親の餌食になっている。DVの怖さはなぐりつけたあと、急に豹変し、プレゼントを買ってきたり、優しい言葉をかけたりすることだ。ケイシーの父親の場合、アル中だから、始末に追えない。

ジョナスはもう、手助けを求められる術をなくし、二人で逃亡。

ここまで、見たが、もう怖くて見られない。それも、DVはとても怖く、この映画をみるのをやめようかと思いストップした。私は高校の先生なので、これはダブルパンチだ。それに、教会でDVのクラスをとったことがあり、これほど恐怖を感じたクラスはなく、自分には不向き、DVにあっている人の話なんか怖くて聞いてあげられないと思って、それ以降のクラスをとるのをやめた。ましてや、コロナ感染のため自粛生活なので、こういう映画を見るのはやめた方がいいと感じている。

ジョナスとケイシーは逃げようとして、四方八方、力を尽くすが、警察の動きは速い。広大な自然の中、平原で湿地帯や湖があり四季折々がありそうなところは歩くのには無理がある。観賞後、この場所を調べたが、北アメリカの五大湖付近の牧草地らしい。何か事件が起きても、発見されにくいところだ。

https://m.youtube.com/watch?v=5wnIs71n_kE

Son Lux