団地を舞台にしたバイオレンス映画。若干カルト的な要素有。
開始からラストまでツッコミ所満載です。
まともな登場人物いないんじゃなかろうか。
下品、暴力的な描写や台詞が多く、ストレート過ぎるので苦手な方は合わないかと。
嘔吐、流血、ポルノ、反社会的な要素が詰まってます。
子供を容赦なく殴ったり、シニアカーで撥ねたりするシーンには驚きましたわ。
それと「カタワ」という言葉が台詞でいくつか交わされるので、その辺りに拒否反応を示す方もオススメ出来ません。
挑戦的な作風ではあると思いますけどね。
いやーしかし団地の住民達が皆スパイシーで味が出てますねえ。
電気泥棒、薬中、不法侵入、半グレ……etc
バリエーション豊かです。
個人的に脳をスマホに移行してるマッドサイエンティストなドクターとか超好きです。
面白いポイントはいくつかあるのですが、今作一番の見所はなんといっても銭湯での大乱闘かと。
男って生き物はやはり馬鹿だな……としみじみ思わせられたり。
後半からタイトルである「ヘドローバ」の意味がわかり、伏線も回収されていきますが、全体的にお馬鹿＆バイオレンスなので、細かいこと抜きに観る映画ですね。
メッセージ性とか観客に訴えかけてくるものは特にないです。
それでも不思議とまた観てみようかな……
と思えるパワーを感じた一作でした。
