だい

ブレッドウィナー/生きのびるためにのだいのレビュー・感想・評価

2.9
タリバン支配下のカブールに住む一家を描いたアニメーション。

なんとなーくしっくり来ないなーと思ってたら、
原作:カナダ人
監督:アイルランド人
制作国:カナダ、アイルランド、ルクセンブルグ

あー、
欧米の価値観で外から見たアフガン。

原因はこれか。



原作自体は、
原作者がパキスタンでアフガン難民からインタビューして着想を得たらしいけど、
でも全部、
欧米人の価値観のフィルターがかかってるんだよな。


可哀想とか、
大変とか、
それは西側の価値観からこれは可哀想でこれは大変であって、

現地の人々が、
これがつらいとか、
これが悲しいとか、
そのポイントがきっと違うよね。
とか何とか。


観てる人にこれを感じさせたい。
がやっぱりぼくらの価値観に基づいている。


ぼくが観たかったのは、
たぶんそうじゃなくて、
アフガンの人が、
アフガンの慣習で、
アフガンの価値観で、

それでも何が異常で、
それでも何が受け入れがたくて、
そして何を思ったかなのだ。


現地の人たちは本当に、
あの結末を選ぶのかな?

わからないや。
だい

だい