ピヨ彦

恋は雨上がりのようにのピヨ彦のネタバレレビュー・内容・結末

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

小松菜奈さんの演じるあきら、とても似合ってました。かわいかったです。
大泉さんも、原作の店長とは少しイメージ違ったけれど、所々で素の大泉洋が出ていたのでクスッと笑えました。

17歳の女子高生と、45歳子持ちバツイチ男性の恋愛なんて、字面だけを見たらそれこそニュースの見出しになってしまいそうですが、あきらのまっすぐな気持ちは頭ごなしに否定しづらい。
かと言って、この2人の関係が恋愛に発展してしまったら、作品として成立しなくなる。(日頃、私たちがニュースで目にするような内容を美談として肯定することになってしまう)
この映画の結末は、ちょうど良い落とし所になっているのではないかと思いました。
最後の小松菜奈さんの涙、名演技でした。

そして作品中、何度も大雨が降るシーンが出てきますが、これはあきらから店長への淡い感情を暗示していると思いました。
最後のシーンは晴れていたので、まさに『恋は雨上がりのように』というタイトルの伏線回収をしていますね。
彼女にはきっとこの先も、素敵な出会いが待っていることを感じさせてくれるラストでした。
ピヨ彦

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