なやら

ゲティ家の身代金のなやらのレビュー・感想・評価

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)
3.5
ヤバすぎる奇作!
最後まで核の見えぬストーリー、気の抜けたサスペンス、凝った所と手抜きな所が露骨に入り混じった美術/視覚効果、そして超絶謎ポジションのマーク・ウォールバーグ。活躍ポイントが子守だけじゃないか!「元CIA」という設定がジワる。
骨折り損ばかりのミシェルもミシェルでなんか変。わざわざ嘘会見まで開いた陽動作戦の意図が完全に謎だし、紀元前のお宝と1000円くらいの土産物を真顔で錯誤してる所も可哀想というより可笑しい。美術館シーンでの顔ー値札の切り返しが最強のコメディ。アレをやるためだけに美術館のシーンを作ってる訳でめちゃくちゃヘンテコ。あと「泣かない悪母」が唯一泣くポイントの置き所としても変過ぎるでしょアレは。
切り返しといえば、ラストも破壊力バツグン。切り返し戻す所で笑い我慢が決壊してしまった。隣の人スミマセン。でも笑うしかない。
その他でもありとあらゆるポイントで脱臼しまくってる感じ。超面白かった。
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