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リヴァプール、最後の恋のKotaのレビュー・感想・評価

リヴァプール、最後の恋(2017年製作の映画)
3.6
“私はどう見えるかしら。”

実在の女優グロリア・グレアムの晩年を描く。ガンに犯される中、彼氏であった20歳以上歳下のピーター(ジェイミー・ベル)のいるリヴァプールに訪れ最期を迎えることを決断するが…。

かつてアカデミー賞を受賞したグロリアが時間と共に心身共に弱っていくのと相反して最期まで女優魂を捨てずに生き続けたという生き様をアネット・ベニングが熱演。そしてそれを歳の差など関係なく支えたピーターをジェイミー・ベルが演じる。

時系列が何度も行き来するけど、それをパンショットを使用してそのまま滑らかに変えている所が印象的。エンドロールやダンスシーンも含めて音楽が全体的に渋くて良い。ジェイミー・ベルとジュリー・ウォルターズは大好きな“リトル・ダンサー”ぶりの共演で個人的に胸熱だった。大人になったジェイミーを見てジュリーが「大きくなったわねぇ」とか控え室で言ってるのかな(笑)。
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