衰退した街の代表格みたいな扱いのデトロイト。
1980年代半ば、16歳の少年リックがFBIの犬となり、破滅の道を進んでいく実話を基にしたクライム映画。
マシュー・マコノヒーはリックの父親役。
マコノヒー目当てで観たけど、胸糞だけどマシューのおかげで結構好きな作品だった。
マコノヒー演じる父親は銃の密売で生計を立てるダメ親父。
娘も父親を見限ってジャンキーについてってしまう。
デトロイトはかつて「自動車の街」と呼ばれ栄えていたが、財政は破綻、失業率・貧困率の増加とともに犯罪率も全米上位に。
そんな街で生きていくために犯罪に手を染めるが、子供たちのことは本気で愛してるようで、麻薬やFBIへに関わるのは止めさせたい。
そんな複雑な心境をマコノヒーが上手く表現していてやっぱすこ。
娘を連れ戻そうとするシーン切なかったな。
それにしても未成年を潜入捜査させる時点でFBIはクソすぎるけど、更にその後の無責任っぷりに腹が立つ。
しかもこれが実話というから恐ろしい。