てるる

ホワイト・ボーイ・リックのてるるのレビュー・感想・評価

ホワイト・ボーイ・リック(2018年製作の映画)
3.7
衰退した街の代表格みたいな扱いのデトロイト。
1980年代半ば、16歳の少年リックがFBIの犬となり、破滅の道を進んでいく実話を基にしたクライム映画。

マシュー・マコノヒーはリックの父親役。
マコノヒー目当てで観たけど、胸糞だけどマシューのおかげで結構好きな作品だった。

マコノヒー演じる父親は銃の密売で生計を立てるダメ親父。
娘も父親を見限ってジャンキーについてってしまう。

デトロイトはかつて「自動車の街」と呼ばれ栄えていたが、財政は破綻、失業率・貧困率の増加とともに犯罪率も全米上位に。

そんな街で生きていくために犯罪に手を染めるが、子供たちのことは本気で愛してるようで、麻薬やFBIへに関わるのは止めさせたい。

そんな複雑な心境をマコノヒーが上手く表現していてやっぱすこ。
娘を連れ戻そうとするシーン切なかったな。

それにしても未成年を潜入捜査させる時点でFBIはクソすぎるけど、更にその後の無責任っぷりに腹が立つ。
しかもこれが実話というから恐ろしい。
てるる

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