このレビューはネタバレを含みます
派手なアクションも残酷な描写も皆無なのに、一瞬たりとも気を緩めることができない緊張を高める演出にやられる
ちょっと前に見た武器商人を偽って北朝鮮に侵入した男のドキュメンタリーを想起させられたけど、裏で渦巻く思惑の探り合いはこっちの方が伝わりやすくてスリルも充分だった
北朝鮮の街並みとか違和感なく見てたけどあれ全部セットだよね?すごいなあ
着地点もなかなかに衝撃的で、自国マンセーの単純な勧善懲悪で終わってないのがハリウッドのスパイとは違うなあと感心させられる
ラストの再会だけは明らかにフィクションでちょっとご都合な気もするけど、所長はどうやってあの状況を切り抜けたんだろう?