叡福寺清子

エンテベ空港の7日間の叡福寺清子のネタバレレビュー・内容・結末

エンテベ空港の7日間(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

エンテベってのがウガンダの地名である事も,そもそもこんな事件があったことも知りませんでした.こんばんわ三遊亭呼延灼です.
ウガンダといえば人食い大統領アミン!本作でも登場しております.私が幼少の頃(あったんですよ,私にも),TBSの朝のワイドショーで世界を回って色んな国を紹介するコーナーがあったと記憶しております(間違えていたら光速よりも早く謝罪いたします).いよいよ次週からはウガンダって時には,当方も緊張した記憶がうっすらとございます.実際のアミン大統領は菜食主義者だったそうですね.Wikiさんにはそう書いてありました.真偽の程は知りませんよ,Wikiさんにはそう書いてあったって事だけです.

で,ハイジャック.生活に根ざした闘争を展開するパレスチナ人テロリストと異なり,ドイツ人の二人は,頭でっかちのまさに左翼仕草で現地に赴くに至って行動が根無し草化いたします.当然パレスチナの本物さん達からすれば,何やってんのアイツら?となるわけでして,追い返されないだけマシと思いなさい.そして,いざイスラエル軍と戦闘になるや,一瞬で排除される姿は左翼の醜態をさらけ出していて,真に微笑ましく感じました.

微笑ましいといえば,逆にダンスシーンには全く笑えませんでした.コンテンパラリーダンスというらしいですね.なにかを象徴したりと意味はあるのでしょうが,残念ながら私には1ミリも理解することができませんでした.私にとっちゃ山海塾と同レベルに難解難解南海ホークスな事案.

それとは反対にものすごく理解できたのがイスラエル政府の逡巡.テロとは取引しないのは鉄則だけど,それで人質殺されちゃあ支持率激減だし,しかもドイツ人がユダヤ人を人質にしてるし,どうにか落とし所見つからないかなぁアミンは糞の役にも立たないし,寝てられるわけねーでしょーがぁぁぁ.

いやホント成功して,しかも犠牲者が極々僅かで良かったですね.なお,人質と共に最後までエンテベに留まった機長は,帰国後上司に叱責されたというお話ですが,一体何に関して怒られたのか,コンテンパラリーダンス以上に不可解でございます.もっともそれもWikiさん情報なので,真偽は不詳でございますが.