観たらポジティブになれる作品だと思います。
自分の外見についてはもちろんだけど、私はそれを超えた何か不思議な幸福感に包まれました。
ただ同時に悲しく思うこともありました。主人公がある勘違いから自分の外見に大きな自信を持ち、そうしたら周囲にも魅力的に映ってといったような展開でしたが、これが日本だと通用しないと思うのです。私の主観も混じりますが、日本だと細くないと美しくないといったような考え方が多くの人に浸透していて、細くない人が自信を持っても冷たい目で見られるのではないでしょうか。だからこの映画を説得力を持って作れたアメリカが羨ましいです。
アメリカ人が実際その辺どう感じている人が多いのかについて詳しくはないですが、もし主人公のボーイフレンドやエイヴリーといったあらゆる登場人物のような考えの人が多いとしたら、ひたすら羨ましさを感じます。そうじゃない人も勿論一定数いるのでしょうが、この映画が説得力を持って作られたぐらいですから、大分日本よりマシであることは確かでしょう。この国で自分に自信を持って生きることが難しいのではないかと感じるきっかけにもなりました。
主人公の最後のスピーチが良かったし、ミシェルウィリアムズがめっっちゃ可愛かった、声も良かった、そもそもストーリーが最高で、満足です。
