生きるパワーをもらえるめちゃ良い映画でした。
「見た目より内面が大事なんだよ」なんて、ありきたりな薄っぺらい話じゃないのが素晴らしい！！
私が私でいることが大事なんだ！という力強いメッセージがあります。
自分にはコンプレックスがあると思って自信がない全ての人に見てほしい映画。
少しぽっちゃりしているレネーは、自分の外見にコンプレックスを持っていて、自信を持てず何かに挑戦することも控え、後ろ向きな生き方をしていました。あるとき頭をぶつけることで、自分が世界一の美女に変身したと”思い込む”ようになります。
そこから彼女の人生が大きく変わるのですが、他の人たちから見たら、見た目は今まで通りのレネーなんですよね。（日本の映画だったら、外見の良いパートは別の美女を使いそう。それがないからいい）
だから、なんだかアンジャッシュのすれ違いコントみたいになっていくのですが、堂々と自分のできることに前向きなレネーの本来の魅力が発揮され、次第に彼女に見とれる人が増えてくるんです。
自分の仕事を最大限に発揮できるよう工夫したり。
元々2人の親友には見せていた、”明るさ”と"優しさ"を多くの人に見せられるようになっていきます。
勘違いしちゃダメなのが、"元々"そう言った長所があったのにも関わらず、自信がなくてそれを出せなかったという点です。
あんな人前でダンスしたり、パフォーマンスできるのは、外見がよくなったからそれが自信になった、というわけではないんです。
今まで外見が良くないことでマイナスになっていたという経験の一つ一つが自信を失う要因（コンプレックス）になっていて、自分の長所さえも見失っていただけなんです。
どんなに外見がいいと思われている人でも、そう言った"コンプレックス"ってあると思います。
そんな"コンプレックス"について、レネーがラストにみんなの前でスピーチするシーンが最高に爽快で感動します。
最高でした。
そして、何よりこの映画、悪いやついないんですよね。みんないい人。
あのはじめの同僚とかが喜んでいるシーン最高だったなぁ。
笑いながら泣ける、観終わったあと、元気が出る素晴らしい映画でした。
