福福吉吉

バッド・スパイの福福吉吉のレビュー・感想・評価

バッド・スパイ(2018年製作の映画)
3.5
普通の女性であるオードリー(ミラ・クニス)は、別れを告げられた元彼氏のドリューが政府の諜報員だったことから思わぬ陰謀に巻き込まれる。オードリーは機密情報を持って親友のモーガン(ケイト・マッキノン)とともに国から国へと逃亡するが、機密情報を狙う謎の組織から命を狙われるようになる。

ストーリーは分かりやすく、テンポも良いため、とても観やすい。

但し、ストーリー進行の全てにオードリーとモーガンのハチャメチャな会話や行動がついてくるため、二人のノリを楽しめるかどうかで、この作品の面白さは違ってくる。二人の会話は低俗でくだらないものが多いけど、私は結構楽しめました。アクションも、一流のアクション映画には無い、行き当たりばったりのでたらめなアクションですが楽しかった。

モーガンの思考がかなりぶっ飛んでいて、余計なことばかり考えたり、話したりするのですが、これが不思議と慣れてきて楽しかった。
モーガン自身、変わっていることを自覚し、それでも受け入れてくれるオードリーに親友以上の思いがあることが描写されており、それを聞いたオードリーが「変じゃない。他の奴らが退屈なだけ」と答えたのが印象的だった。まさにオードリーの言うとおり!周りが何言ったって好きだと言える関係が親友だし、それが恋愛なら恋人だと思う。

後半はラストまで緊迫感のある展開が続き、ストーリーも捻りがあって良かったと思います。

好き嫌いわかれる作品だと思いますが、私はとても面白かったです。
福福吉吉

福福吉吉