ただの子供騙し
映画にするネタがないんだ
そんな憐れみの目で僕はいつもパッケージを観ては、映像を観ることもなく駄作だと決めつけていた。
出だしで
あ、ヤバい俺泣くかもしれない、、
ジジイなのにそう思った。
目は画面に釘付けで頭の中はプーの世界観で一杯になった。
プーが問いかける小さな言葉は、禅問答のように自分で考える時間を与えてくれる。
余裕がないと現実的に、
余裕があれば夢の世界に付き合える
生きていくのは否が応でも大人にならざるおえない。
この映画を観ているみんな、それぞれ心の中にいる自分の大切な幼少期のおもちゃや人形、または大事なペットに投影させ問いかけながら見てたと思う。
目の前のことに忙殺されている日々にこそ、振り返ってみるべき映画、、かな
前半の主人公が熊のプーを森に戻して、素顔の自分を思い出し自分の相棒達と無垢で穏やかな眠りにつく。
そこまでで充分この映画の言いたいことは伝わった
いやそこまでが、監督さんが作りたかった映画であって、後半の娘が繰り広げるドタバタはスポンサー様やディズニー側を納得させるための映画。
後半は自分には蛇足であっても、この映画を観れたことは幸運だった