パピワン

プーと大人になった僕のパピワンのレビュー・感想・評価

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)
4.2
「僕は毎日やっている、何もしてないをねっ…フフっ…」
(なんだ…この哲学する黄色いクマは…)

クリストファー•ロビンが成長し、100エーカーの森を離れ、プー達、森のケダモノシリーズとバイバイした後の物語。
104分映画!

森のケダモノシリーズ達は基本ヌイグルミ調なのに、ウサギとフクロウだけやたらリアル調!
吹き替えだと大人になった会社員クリストファー•ロビンの声優が堺雅人。
今度はプーの世界で社会と上司に倍返しするんかぁ!!?

あらすじぃ!!
寄宿学校に入学するため、100エーカーの森を離れる事になったクリストファー•ロビン。
そんなクリストファー•ロビンの送別会をする100エーカーのケダモノシリーズ。
クリストファー•ロビンは、黄色の哲学なクマに必ず森に戻ると約束をし別れを告げる…

寄宿学校では、先生に怒られ、身内に不幸があるなど、辛い現実を経験する。
さらに成長し、ステキな女性と出会い、結婚をするクリストファー•ロビン。
(ライトセイバーが似合いそうなナイスガイに!)
さらに時は流れ、戦争に出兵するクリストファー•ロビン!!(衝撃!)
戦争から帰り、会社勤めをするクリストファー•ロビン!
しかし、いかにも無能な上司から会社の仲間を選んでクビを切れと言われる。
(クソかよ…100エーカーの森にハチミツ漬けにして埋めてやろうぜ…)

家に帰ったら帰ったで、妻と娘から家族サービスができないことを責められてしまう…
まさに板挟み…
そんな中、妻と娘が週末に帰省する事に。

ところかわって、100エーカーの森!
哲学する黄色いクマ!!
朝起き、ハーチミーツを食べたいんだなぁ…をした後、森のケダモノフレンズと合流しようとする。
が!!ピグレット、ラビットらがどこか行方不明に!
困ったプーはクリストファー•ロビンに助けを求めるために100エーカーの森を出る決意をする。

学校、戦争、家族と会社の板挟みによって擦れに擦れまくって、くたびれたクリストファー•ロビン。
そんなクリストファー•ロビンに合流する黄色い哲学するクマ!

果たして、社会という強大凶悪な魔物と戦い疲弊したクリストファー•ロビンと、純粋無垢な哲学するクマは100エーカーの森のケダモノフレンズを見つけ出すことができるのか!!?

てなーーーお話し!!
最初こそ、100エーカーフレンズ達に違和感があったが、話が進めば進んでいくほど可愛く見えてきやがる。
クリストファー•ロビンの社会という魔物にメタメタにやられている様子が、哀愁と共感を覚え辛くなるぜ…

100エーカーフレンズの声優がオリジナルキャストに近しいキャスト達で、なんとも昔を思い出して懐かしくなる…
何度かウルウルと涙腺が緩む感動も出来る良作だった…

俺も明日から、将来何もしないをするために、命削り、身を粉にし、働くとするかぁ…
最後はクリストファー•堺雅人•ロビンがバッチリと倍返ししてやったハッピーエンドなのもグッド!

食わず嫌いで見ていなかったけど、思わぬ良作だったな。
懐かしい気持ちと、社会への共感、可愛い100エーカーフレンズ達に癒される素晴らしき映画だったぜ!!

オススメェェェェ!!!
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