れいん

プーと大人になった僕のれいんのレビュー・感想・評価

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)
3.5
五年前の映画かぁ……いつか観るだろうと思っていたけどそんなに経っちゃったんだ。映画館で映画は観ないのにグッズは買いました。
なんとなーく、逆ピーター・パンみたいな気持ちになりました。大人になった僕ことクリストファーロビンが自分に重なって終始胸が苦しかったです。ずーーっと子どもでいられるなら、いたいよ。プーとずっといたいよって泣いちゃいました。もちろんプーの気持ちもクリストファーロビンの気持ちも分かるので、誰が悪いとか責める気持ちも無いのですが。ついでに言うと奥さんの気持ちも娘さんの気持ちも分かります。なのでとんでもなく私へ向けた映画だなと思いました。一緒に観ている小学生の娘はプーさんが可愛い、ピグレットが可愛い、とか言っていて純粋で良いなぁと羨ましかったです。確かに可愛い。アニメーションの動物達よりも可愛くて愛おしく感じるくらい本物みたいでした。毛のフワフワ感とか、観ていて自分の気持ちがグワァっと癒されるというか幸せな気分になるというか。
プーさん、昔大好きでアニメーション映画観たりしていたけどほとんど忘れていたので今までのストーリーを全部把握していたらもっと楽しめていたんじゃないかなと。子どもの頃の恐ろしかったものや動物達とのエピソードなど。
ストーリーの流れ的に、ディズニーだなという納得の結末なのでそれは良いとして、そこがメインではないということは分かりますが、会社内でのいざこざや人間関係のいざこざはもう少し具体的にしても良かったんじゃないかな。あっさりした表現でだったので。
汽車の中でプーが目に入ったものを言っていくシーンが可愛かった。そしてやめなさいってイライラしていたクリストファーロビンが次は同じことをしていたのが微笑ましかった。なんだ、少しは少年の気持ちがあるんじゃないかって。
不可思議な現象や信じることの難しいことを、大人になって家族になった人達に打ち明けて丸ごと受け入れてくれるってとっても良いなぁと思いました。大抵の場合、僕たちだけの秘密だよって隠すことがセオリーだった気がするので。否定したり隠すのではなく、この映画では分かちか合い認め合うことがとても良かったです。

なんか、クリストファーロビンがプーに対しての接し方や扱いがひどくて最後の最後までひどくて私的にはモヤァッとしました。

春休みに突入して絶賛、体調と情緒を崩して虫の息状態の私にはとても癒しになりそして考えるべききっかけになりました。
吹替えで観たのでどうも頭に堺さんが浮かんで変な気分になりました。半沢か??みたいな。あと、地上波だったからか、しつこくなにかゲーム?に誘ってくるお隣さんに明日なら良いよ!って言ったその後が気になりました。カットされたのかな?その後の答えが本編にはあったんだろうか。
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