ゆかちん

プーと大人になった僕のゆかちんのレビュー・感想・評価

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)
4.6
「何もしない」が最高の何かにつながる。

100エーカーの森を出て、大人になり、戦争を経験して仕事人間になったクリストファー・ロビン。
仕事も家庭もピンチのときに、再び、しかも“こっち”の世界に現れたプーさん。
人生の迷子になっていたクリストファーが、森の仲間と再会し、次第に子供の頃の感覚を取り戻し、何が一番大切なのかを改めて見つけて、、、、。
…という。

慌ただしく心をすり減らす日常を、ふと立ち止まって深呼吸したくなるような、今日が一番好きだと思って生きていきたいな〜と。
ほっこりしながら気づかされる映画でした。

映像技術や、衣装や景色の色彩も含めたオシャレさ美しさも良かったな♪

でも、個人的に、大人になったクリストファー・ロビンとプーの100エーカーの森での樹の下でのツーショットが泣いてしまった。

というのも、子供の頃、プーさんのアニメ映画みて、可愛いとか楽しいとかもあるんやけど、私が一番印象に残ってたのは最後のところ。
クリストファー・ロビンが、大人になるからもう100エーカーの森に来れないとお別れするところ。

ここで、「限りあるかけがえのない時間」があるということを感じたというか。
もちろん、この時間の後にも楽しいことはあるのかもしれないけど、子供の頃のこの時間はいつか終わりがあるのだなぁと。
人生はそこを受け入れて前に進むんだなぁと。
だから、大人になって再び訪れていたのはジーンときました。またあの時間に会えるのかなって。
…そんなんありかいwなところはありますが、まあ、なんかいいなって。

あと、クリストファー・ロビンの奥さん役に、キャプテンアメリカの想い人ペギー・カーター役の女優さんが出てきた!キャプテンアメリカと同じ時代やし。彼女はこの時代に似合う顔なのだろうか。。
ゆかちん

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