悪魔と悪夢はシュールで覚めない夜を彷徨く。死体安置所を舞台にした映画で『カット/オフ』という検死官を主役にした映画がなかなか面白かったので、本作の霊安室で夜間警備員として働くことになった元警官の話というのも何か訳ありな感じで面白そうだなと思い鑑賞。映像や雰囲気はずっと高水準で悪くはないはずなのに終わってみればそれだけだったような気もしなくもないけれど及第点はあげたい作品（何様）。役者陣も魅力的だったし、中でもハンナを演じた方のあれやこれやには目が丸くなってしまった。ラストも観る人によって受け取り方が変わるのかな。精神的というより視覚的にこのジャンルを楽しみたい方にはおすすめ。
