ゆみゆみ

不倫の果てのゆみゆみのレビュー・感想・評価

不倫の果て(2017年製作の映画)
3.2
ロシア産W不倫の話。ニーナがマジで美しい。

【あらすじ】
貧しい大学教授サシャ(アレクセイ・チャドフ)の美しい妻ニーナ(アンナ・チポフスカヤ)は、中国語を学ぶ学生でもあった。ある日、ニーナは夫が借金している銀行の会長セルゲイ(ドミトリー・ペフツォフ)に雇われ通訳をする。そして借金返済期限を延長してもらうように頼む。

まぁ評価も低いことから刃傷沙汰になって終わりみたいな、しょーもない結末かと思ったら違った。
ずっとつまらんのだけど、ラストの展開のためにずっとエロいだけのつまらん物語を観てたんだなと思った。

人間は常に無い物ねだりなんだなぁ。新鮮さを失うと途端に感情も薄れる。




**ネタバレしちゃおー**








結末は結局W不倫を成就させて二人は結婚するわけだけど、セルゲイは元妻と息子の元に通い、ニーナも偶然再会したサシャと体の関係に、アッサリと。

結婚した途端にセルゲイはありきたりな男になり、再会したサシャはハンサムで誠実な男に見える。結婚した途端ニーナは美しいだけの女になり、離婚したとたん妻タマラ(マリア・ミロノーワ)や息子が愛おしくなる。

こういう構図はよくある。離婚したのにまた同じ人と再婚するのもしかり。
じゃあ離婚せずに新鮮さを保つ方法って?
無理やん。
ずっと夫婦を続けられる人は愛を情に変えて気持ちを維持させて行く。
不倫する人がまた不倫するというのは、その人が常に新鮮さを求める生き物だから。病気は治らないって言うけど、ほんとにそういうこと。
ゆみゆみ

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