ねぎおSTOPWAR

逆謀-反乱の時代のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

逆謀-反乱の時代(2016年製作の映画)
3.5
いきなりマニアックな話題から入りますが・・
英祖ヨンジョの時代の事件を元に作られたわけで、朝鮮時代劇カテゴリーです。ってことは朝廷も出てきます。でね、重役に左議政(チャウィジョン)っているんですが、ベテランバイプレイヤーのイ・ジェヨンさんがやってるんです。
「あれっ?左議政・・既視感が・・あっ、TV『イ・サン』の左議政じゃん!なに、パロディ?w」
わたしはマニアだと自覚していますが、誰かわかってくれるかなあw
英祖はイ・サン=正祖のおじいさんで先代王。在位52年だから、左議政も同一人物でもあり得るっちゃある話。どうなんかなあ。


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英祖の前の王は異母兄の景宗キョンジョン。
元々景宗は健康ではなく早逝するわけですが、当時朝廷内で老論派(のろんは)と少論派(そろんは)の対立が激しく、一節には英祖が兄を毒殺して王位についたという説もあります。
・・それがこの映画の背景にあります。
主人公は王の軍隊の一人だったキム・ホ(チョン・ヘイン)
(チョン・ヘインは「スタートアップ」でマ・ドンソクの相手の若者テギルの友達役)
キム・ホはなぜか降格人事を喰らって牢屋の番をさせられます。しかしそれは忠誠心を買われ、英祖が仕掛けた人事でした・・・
時代劇アクションです。
そしてなぜか斬った際の血にこだわっています。
その血はセットとして仕込んだものなのか、後処理で足したものなのかは不明。双方使っている気がしますが・・。
血が飛ぶのって難しいですよね。方向と分量とタイミング。
例えば有名な黒澤明「椿三十郎」のラストも分量と勢いつけ過ぎたものですからね。「用心棒」でやろうとしたら勢い弱すぎて狙った効果が出なかったから「椿三十郎」がリベンジの場だったので今度は出し過ぎた次第。
まあ時代が違うけど、ホントに現場で血を出すとスタッフや機材にかかるリスクもある。だからカメラ前にアクリルパネルかなんかを置いたのかな。よってレンズなりガラスの形状のものに血がかかる描写となっています。何度となくこれあるんですけど、「??」って箇所もあり、後処理であえてパネルに付くように作ってる??・・いや、なんでそんな面倒くさいことする必要が・・。
よくわかりません。
けど相当こだわってやってるのは事実。




・・・書いてること超ヲタクなことばかりですが・・
でもね、だって書くこと少ないんだもん。
おススメはしません。

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