Aya

逆謀-反乱の時代のAyaのレビュー・感想・評価

逆謀-反乱の時代(2016年製作の映画)
2.7
#twcn

誰の味方でもないからみんな早く死ねばいいのに。
そしてさっさと映画が終わればいいのに、って感想です。

ただただ鈍重な映画。

今流行りのチョン・ヘインくんか!
チョン・ヘインくんは官職に立候補するも降格降格。
ちょっとカッとしやすく粗野で生意気な態度が災いしている模様。
いつの時代も公僕って大変だね・・・。

家族は叔父さんと幼い妹。
ニートの時に盗品の卸売とかをしていた中から一本だけ刀を手に入れ門番にも関わらず腰に下げている。

しかも!王座を狙って捕まった逆賊イ・インジャの投獄されている義禁府の担当に!

さらに!イ・インジャが明日斬首刑になる日の夜の門番なの?!
こんなあほに任したらあかんて!
屈指の剣士と言われたイ・インジャかっけー!!

イ・インジャ奪還のために御営庁(5人衆)襲来!
最初にここまでの流れをざっと漫画で説明してくれるんですけど結構クオリティ高い。

で、先に下っ端が来るんですけど、その時のヘインくんが実は強かったー!!
刀はなくても棒と拳でなんとかするスタイル。
身体は細いが柔軟性のある動きの戦闘スタイル。

あんまり韓国の史劇は詳しくないのですが、王を守れなかったとかが罪に問われたり、虐待して殺したり、日本の武士と近いなあ。

し・か・も!謀反を企てる官臣や大臣が多くおり、奥様も加勢。
なんと同じ夜に!ついてねーww

そしてヘインくんは王に仕える役人として、そして以前この5人衆に挑んだが負けた経験を活かして(こいつら元武官で追放されたっぽい!)たった1人で王を守るために闘うことにした!
(イ・インジャはほっといていいんだろうか?)

1対2

しかもほっそくて戦闘経験も少ないヘインくんはこいつら相手に勝てるのか?!
てか、あの、アレ、最近よく見る、鎖骨のあたりを刺すやつって流行ってるの?

戦闘シーンが夜なのは仕方がないとして、カット割りすぎじゃないか?
アクロバットなアクションではあるものの、スタントとの切り替えのためにこれだけ見にくく切ってはってしてるようにしか思えないんよね〜。

叔父さんが死んだ時の泣きがめちゃくちゃ長い・・・すっげえ冷めるし、いきなりガキの誕生日だとか言われても兄貴がなんで知らないんだよ?!じゃないっすかw
この叔父さん別に悪人じゃないのに、さっさと死ねよ、と思った暗い長い。

ここから本格的にヘインくんの復讐劇に突入するんだけど、テンションとしてはもうどうでもいい・・・早く終わって・・・。

おっさんが死ぬとこからテンションがダダ下がり、早く終わってくれと願う。

なんでか知らんが王に信頼されてるヘインくん。
無駄なスローモーション・・・長い。

チョ・ジェユンが5人衆の頭を渋く演じててグッとくるのに、めちゃもったいない。
ヘインくんも一緒に死ねばいいのに、って思った。

ほとんどのキャラクターが情や忠誠心で動いてるから、そこを掘り下げてストーリーを構築すれば王道な兵士ものになりそうなのに、すげえ鈍重で後半40分が4時間くらいに感じた。

そもそも逆謀の動機も弱すぎるし、時代劇の台詞と今時単語が混じってる脚本もなんだかなって感じ。

で?!

って終わり方。

登場する女官の殺し屋役のホン・スアがありえないくらい可愛い。30歳にして今が一番輝いてる。

Aya

Aya