k

ある少年の告白のkのネタバレレビュー・内容・結末

ある少年の告白(2018年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

セクシュアリティは病気じゃないし、自分を責める原因じゃないのに治療って言ったり、謝らせたり反省させりたり意味不明なプログラムが行われているシーンを見ていて本当に心苦しかった。
物理的にぶっ叩いて悪魔が出ていくなら犯罪者いないぜ……(無宗教ならではの感覚)

事実に基づいた話みたいだけど、本当に専門家じゃない人にプログラムの主導権握らせてたの?だとしたら悪質すぎるし、シンプルに嫌がらせでしかないし、治療って言ってるくせに治す気ないじゃんね(治る治らないの話じゃないけど)
そもそもプログラムの内容は口外禁止な時点でお察しか……

信心深い家庭や人に囲まれた環境だと余計に自分のことを受け入れるのがしんどいだろうな。
誰もありのままの自分を知らない、伝えても受け止めてもらえない。
自分の親に受け止めてもらえないのはかなりトラウマになっただろうな……。

親は神と自分の子、どちらを最後まで信じるのか?を問われて、それはそれで苦しい思いをすると思うけど、個人の信念ってそう簡単に曲げられないから、親子共に葛藤していたのが想像できてそれもまた苦しい。

人のセクシュアリティにいちいちどよめかない社会になることを願います。
k

k