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ある少年の告白のすのネタバレレビュー・内容・結末

ある少年の告白(2018年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

Filmarks試写会にて。

ルーカスヘッジズの演技が光る。

台詞なし、台詞が少ない大事なシーンが多い。
なので彼の素晴らしい演技(特に視線の送り方や瞳)と纏っている雰囲気が、作品に一層重みを増している。

現代の宗教観、LGBTQに一石を投じる重大な一本。
この作品にかける想いが、並大抵ではない俳優陣の演技がぶつかり合う。
そして嫌が応にも混沌とした映画の中に連れていかれる。
その連れていかれた先は、現実にまだ存在している矯正施設だというから絶望的な気持ちに突き落とされる。

宗教、親は本当の自分へと導いてくれるのか?
正しい道とは何なのか?

疑念や疑問を恐れず表明すること、そしてそれを明白にすることは必ず人を強くする。
愛する者同士で意見や思想を合わせなければいけないという考えは、あまりにも危うい。

受け入れること、許すことの違いを明らかにできる一本。

もっと追記していきたい。
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