シネマスナイパーF

暁に祈れのシネマスナイパーFのレビュー・感想・評価

暁に祈れ(2017年製作の映画)
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ビリーがフェンス越しにレディボーイと話すタイミングが数回ありますが、初めはビリーからレディボーイを見るとき、フェンスは完全に焦点がボケててレディボーイのみフォーカスが合っていて逆にレディボーイ側からビリーを見るときはフェンスもボケていなかった
それが回数を重ねると両者ともにフェンスにも焦点が合うようになる
ビリーもまともになり始める頃だ
言葉の通じぬ恐ろしい場所に放り出される以上、とにかく視覚的に訴えかけてくる映画だった

各々のキャラクターがわかりやすいし、感情の動きもわかりやすい
めっちゃタトゥー入ってるし身体でけえし
ムショ内ジムのおっちゃんはハナから多分いい人っぽい感じ隠せてないし笑
最後主人公がある道に入った後も、彼がその道の行く末を見て全てを察してしまう

このパンチは重すぎる
確かにあの刑務所は地獄だがそこでこそ見つけた活力に心を動かされる