見たままを感じる。どうしても頭で設定やら物語の筋やら考えてしまうけれど、そんな事を飛び越えてる。なぜ少女ははつえを「おばあちゃん」と呼んだのか。そして呼ばれたはつえもすんなり受け入れている。不思議だ…
>>続きを読むラストの四つん這いからのクロースアップは『こわれゆく女』すら連想。なんであの室内をこれだけ広く撮れるの。「塔からわたしが見えるから」にはなぜか涙が溢れる。
参考文献:三好銀『夜中の電卓』高野文子『…
これは短編の傑作だと思う。
子供のままおばあちゃんになった女は足を曲げ、四つん這いの視線に下がるが、一度立ち上がれば杖の支えが必要となる。
流されない糞や腐ったリンゴのように、彼女は最早子供のように…
おばあちゃんは漠然とした怖れや虚しさを内に抱えているようだった。
おばあちゃんはいつか死んじゃうかもしれない。
妊婦+魚という想像しただけでも胸が悪くなりそうな生臭さがすごく伝わってきた。
そして、…
変な歌声も、
洗濯物干してても、
おしっこしてても、
落ちたもの食べてても、
野嵜好美がやっぱりすごい。
缶詰抱えて小走りになって何にもないところですっ転んだ時のぐねった足首みて。
声出して笑った。…