ブタブタ

ぼくらの七日間戦争2のブタブタのレビュー・感想・評価

ぼくらの七日間戦争2(1991年製作の映画)
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宗田理『ぼくらシリーズ』はミステリーや冒険小説、少年少女を主人公とするあらゆるジャンルを内包するジュブナイル、児童文学としても傑作。
長大なシリーズ化作品で海外で言えば『ハリーポッター』みたいな作品。
アニメ化もされた鬼頭莫宏『ぼくらの』は明らかに『ぼくらシリーズ』のSF版、それも非常に残酷なパロディで、リスペクトしつつ『ぼくらシリーズ』を破壊する様な悪意と憧憬に満ちた傑作マンガだった。
なので映画化された宮沢りえ主演『ぼくらの七日間戦争』に続く映画が成功していれば『ぼくらシリーズ』は更に映画化されていたと思う。
ポスト宮沢りえと期待されたヒロインは(この時代一体何人のポスト宮沢りえがいたんだ?)正直一作目で宮沢りえが演じた役と同一人物とは言い難いし、内容もハッキリ言っててんでダメダメである。
ラストもまさかの「風船おじさん」オチ。
ハッキリ言って主演の人よりハーフ?の久手堅ティナさんの方がヒロインとしての輝きを放ってるけどこの人はこれ一作で消えてしまったのか。
良い所はBBクィーンによる主題歌『ぼくらの七日間戦争~SEVEN DAYS DREAM~』のみ。
こないだのアニメもてんでダメダメらしく『ぼくらシリーズ』は映像化は難しい作品なのかもしれない。
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