すごい説明しにくい原作なのはアニメ版やらWikipediaの解説見て理解。
基本アイドル映画の範疇にある作品で演技面は最初かなりきつい。ただ話が進展するうちに彼女らの成長があったのかフォーカスがあったのか様にはなってくる。
「原作は尊重してます」という制作側コメントも嘘はない。実写化で原作知らない人に見てもらうにはというハードルが生じていて苦労している。
カットつなぎは監督の趣味なのかあるシーンの動きなどを別シーンに切り替えてつなぐなど凝っている。予算上の制約などあったんだろうと思う所はありますが、総じて頑張っている。出来る事はやられていたように思う。
・叙述トリック的描写、三年生の一人が学校の日々が続いている認識はいいけど、先生については二年生が理解しかねる所であると見せるとかしないと取ってつけた感じになるのが否めない。
・文化祭はともかく、そこからの急展開の崩し方はあんな偶発発生は勿体ない。生徒側のミス描写は欲しい。あれを落としたのが二年生とか因果をつないだ方がスリルは増したはず。
・倉庫に唐突に出てくるのはともかくどこから侵入したのかハッキリ見せて欲しかった。
・音楽はチープに聞こえた。作品の他の良さを減殺している。
教室から雪崩れ込んでくるシーンなど演出も頑張っていたなあって思いますよ。ただ某大ヒットゾンビ映画と比べるともう一踏ん張りあればもっと良くなったのにという感はあります。スリル面の詰め方が少し足りないのが残念でした。
