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愛と希望の街のmayaのレビュー・感想・評価

愛と希望の街(1959年製作の映画)
4.9
最後の、兄妹が鳩を撃つシーンよ...
「この溝を、あなた埋めることができますか?」「だって立場がそうさせたんですもの」という先生の別れの言葉も、善意ある人であってもパワーの非対称性が存在する以上決して埋まらない溝の存在も、そしてその線引きが先生の存在によって曖昧になるのも、全てが今にも通じている。
今なお、なんて新しいんだろう。悲しみや怒りと真剣に、誠実に向き合う試みの、何と凄みに満ちたことだろう。
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