SatomiYonekura

名探偵コナン ゼロの執行人のSatomiYonekuraのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

◼︎ 主題歌
今年は、福山 雅治さんの「零-ZERO-」。
正直、主題歌担当の歌手が発表された時点では、意外&微妙という印象。

原作者の青山先生が担当されたというラストシーンの直後に流れる主題歌の歌い出し、絵も構図もタイミングも完璧!歴代の劇場版の中でもラストシーンへのこだわりが物凄いと思った。

そして、安室さんが登場する回の単行本、アニメを改めて漁り始めたら、予想以上に福山 雅治さんの歌詞がヤバイことに気づく…。

◼︎ 予告編
映画を鑑賞した後だから言えることだけど、正直、ミスリード感あったかな…。(笑)
でも、こういう風に思うってことは、上手く作られていたということ!
そして、予告編に主題歌の2サビを使用したのは正解だと大いに思う!
あれは、2サビじゃなきゃ絶対にダメ!!

◼︎ 安室 透 というキャラクター
"トリプルフェイス"という呼び名のとおり、所属は分かっているけれど、本当は敵か味方か分からない、内心が描かれていないキャラクター。
個人的には、赤井さんとの因縁(誤解)が早く解けて仲直りしてほしい…いや、ストーリー的に解けちゃダメなのか…。(笑)

"敵か味方か分からない"という点では数年前(?)に、灰原 哀というキャラクターが辿ったルートと同じになるんだよね…。

◼︎青山原画のカッコ良さ!
原作者の青山先生が、どこのカットを描いたのか毎回探すのが好き。
青山先生の画は、カッコイイし尊い!

◼︎最後に…
安室 透人気に隠れているけれど、「公安検察と公安警察の確執」「違法行為を許された者の選民意識」「錯綜する正義に翻弄される協力者」など、現実の警察組織の闇というテーマを国民的アニメでやってのけた、めちゃくちゃ社会派で尖った作品だと思う。
そして、今年のトレンドは「正義」と「真実」なのかなぁ…とぼんやり考えている。
SatomiYonekura

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