Aika

バーブラ・ストライサンド: ミュージック・メモリー・マジックツアーのAikaのレビュー・感想・評価

4.7
2016年14都市で16公演行われた「Barbra: The Music, The Mem'ries, The Magic」ツアー。
その中のひとつ、マイアミでのライブをまるっと見せてくれるNetflixオリジナル作品。

「The way we are(追憶)」から始まる夢のひと時。

EGOT受賞、セールス面でも米国で最も成功した女性歌手であり、そしてミュージカルスターとしても確固たる地位を築いたバーブラ。

このとき74歳。
若かりし頃の声の張りはさすがにないものの、深みのある美声は衰え知らず。
彼女のアルバム、主演ミュージカル作品からはもちろん、傑作ミュージカルからも数曲。とっっても豪華な選曲でした。

私はミュージカルの中の彼女しかほぼ知らないので、いろいろと新鮮で。

なぜならMCがとても面白い!
表情がころころ変わりとにかくよく喋る。
そしてとてもセルフプロデュースのうまい人だったんだなぁと。プロデューサー陣の反対を押し切って作ったアルバムの話などとても興味深かったです。

そして彼女のアルバムに参加したハリウッドスター達の裏話+映像もあり、その中からひとりスペシャルゲストが来ます。
バーブラがべた褒めするほど歌が上手い彼とのデュエットは、夢を叶えたふたりだからこそ曲に説得力が生まれ、自然と涙が…

バーブラの歴史はもはやミュージカルの歴史の一部。
彼女のファンはもちろんミュージカルファンにもおススメです。
楽屋でカニにむしゃぶりつくバーブラも見れます!笑

※「ファニーガール」「ファニーレディ」「追憶」「スター誕生」のネタバレあり。
※歌の字幕はなしなので、曲はある程度知ってからの方が楽しめるかもしれません。

以下セトリ。

Act I
"The Way We Were"
"Everything"
"Being at War with Each Other" (Carole King)
"Everything Must Change" (Quincy Jones)
"Woman in Love"
"Stoney End" (Laura Nyro)
"No More Tears (Enough Is Enough)"
"Evergreen (Love Theme from A Star Is Born)" (with Babyface)
"You Don't Bring Me Flowers"
"Being Alive"
"Papa, Can You Hear Me?"

Act II
"Pure Imagination" (with Seth MacFarlane)
"Who Can I Turn To (When Nobody Needs Me)" (with Anthony Newley)
"Losing My Mind"
"Loving You" (with Patrick Wilson)
"Climb Ev'ry Mountain" (with Jamie Foxx)
"Isn't This Better?"
"How Lucky Can You Get?"
"With One More Look at You"/"Watch Closely Now"
"Children Will Listen"
"Don't Rain on My Parade"
"People"
"Happy Days Are Here Again"
"I Didn't Know What Time It Was"
Aika

Aika