くーみん

カメラが捉えたキューバのくーみんのレビュー・感想・評価

カメラが捉えたキューバ(2017年製作の映画)
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ビデオジャーナリストのジョン・アルパートが、キューバ激動の歴史を背景に40年にわたり現地に住む3家族の歩みを追ったドキュメンタリー映画🎬

ジョン・アルパートから観たフィデル・カストロは、とてもユーモアに溢れる人だった。40年に渡って社会主義下で暮らすキューバの人々の生活を見ることができ、見応えがあった。
資本主義もそうだし、社会主義にも良い面と悪い面がある。ソ連崩壊後、自由を求めてアメリカに亡命する者、アメリカから帰国する者を拒否する者、フィデル・カストロを敬愛する者、独裁とみなす者、様々な考えの人がいた。

ジョン・アルパートがキューバに訪れるたびに逢いにいく3兄弟に、とても癒された。
3兄弟の1人が言った「死んだら貧富は関係ない。問題はどう生きたかだ。」はとても深い言葉。

革命家フィデル・カストロが国連で言った
「なぜ高級車を乗り回す者のために、裸足を強いられるものがいる?これは一欠片のパンも持てない子供たちの代弁だ」突き刺さる。
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