りゅうすけ

交渉人のりゅうすけのレビュー・感想・評価

交渉人(1998年製作の映画)
4.3
物語と役者が高レベルで交わった時、素晴らしい作品が生まれる見本のような映画です。サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーの名演技をご覧あれ。

立て籠り犯との交渉人という立場だけど登場する交渉人二人はいつしか凄腕のガンマン?剣豪?の対峙のように見えてくる不思議。東分署と西分署を代表する交渉人二人の序盤から火の出る様な主導権争いはゾクゾクするような緊張感です。立て籠り犯の目的は要求を通すこと、交渉人は人質を無事解放すること、このスレ違いと誰が敵かわからない警察内部の犯行が絡むことでさらなる緊迫感を生んでいます。

真実が明らかになっていくことで二人の目的は一致していくのでした。

余談ですが漫画でもアニメでも戦場で敵対して、”こいつはスゲー”と認めた奴が仲間になった時は”もう全部お任せします”と言いたくなる頼もしさがありますね。
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