NO EXIT／ノー・イグジットのjunのネタバレレビュー・内容・結末

窃盗犯の一味が侵入した住宅には地下に女性を監禁するとんでもない住民が住んでいて逆に命を狙われるという基本プロットは「ドント・ブリーズ」とよく似ているが初公開はこちらのほうが1年近く早いようで、「ドント・ブリーズ」はこの映画に影響を受けているのかななどと考えてしまった。ただこちらはコメディでストーリー展開も全く違いポンコツな4人組のとぼけた言動が面白い。ただベタな笑いに行くかと思わせて絶妙にハズす感じがあるのでゲラゲラ笑いながら観るような映画ではないかも。ちなみにオリーを演じたクリス・ディンは2010年に本作と同じく監督ヴィエ・グエン、脚本クリス・ディン＆ヴィエ・グエンでタイトルも本作の原題と同じ「Crush the skull」という短編映画に出演していてそちらは山中で車が故障して困っているカップルが偶然出会った男に修理してもらうものの、男が殺人鬼ではないかと疑うというストーリー。ヒロインが"Crush the skull !!"と叫ぶと"CRUSH THE SKULL"と画面に文字が出てくるラストも同じで、また本作で殺人鬼を演じたウォルト・ボストがそちらでも殺人鬼らしい男を演じている。