このレビューはネタバレを含みます
良かったところ。
小川さんの魅力全開です。凄くフェティッシュな面もいろいろあるし、撮影方法から考えても、アップが多いのは狙いもあるでしょうが、良かった。
撮影するミッチーさんの演技のテンション。
紫の血は正義。
コスプレもいろいろあり。
エンドロールのキャンプファイアーで戯れる出演者の演技を超えた笑顔。
いまひとつなところ。
主人公イチゴにとって都合の良い範囲での試練しか訪れない上に、試練以外は全ての中心。ある種の女子的な夢(だが監督の表現したいファンタジーとはやや意味合いが違って感じた)。
脚本が予想の範囲内でしか動かず、ふた昔前の少女漫画(対象年齢は中学生くらいか?)でもちょっとウブ過ぎる感じ。でもこういうファンタジーが好きな人もいるのは分かる。
セリフでだいたい説明してくれるところ。
狼の造形はファンタジーに寄せ過ぎていてちょっと。もっとグロでも良かった。
魔女モノファンタジーとしてまどマギのようなインパクト(ストーリーでもアクションでもイヌカレー的なビジュアルでも)が欲しかった。
ちょっと展開が遅い。
残念だったところ
小川さんの魅力はこんなもんじゃなかった(ビートピアと聖なるものは見た一観客の感想です)。