のり

曇天に笑う 外伝 宿命、双頭の風魔ののりのレビュー・感想・評価

4.0
白子さんが曇3兄弟に出会う前で、風魔の里で壱助と名乗っていた頃の話。

常に笑顔で優しい白子さんだったけど、その過去は苦しいものだった。風魔一族が1人前になるためには、親しい者を殺し、7日間箱の中で過ごすという儀式が必要である。ある日、里の長が何者かに襲われて、白子さん(壱助)はその後を追っていた。クナイを刺した後に気づいたが、それは父であった。壱助は儀式に疑問を抱いており、父を殺したくは無かった。さらには、風魔の里では双子の存在は嫌われてるので、どちらか1人は生きることができない。しかし、里には隠れて育てられていた弟が発見されて、母もまたいなくなり、その場で友達までも長にやられた。壱助は良く思っていなかった長を殺すことで、新しく長になるのだった。

数々の困難に襲われた壱助だったが、よく知る白子さんとなれたのは、天火に拾われて曇3兄弟に出会ったからだ。アニメで崖から飛び降りたけど、生きてて良かったし、風魔をこれから良い方向に引っ張って欲しい。
 
のり

のり