あこ

曇天に笑う 外伝 宿命、双頭の風魔のあこのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

60分。

 因習村もうやめましょうよォ!!!ぶっ潰した方がいいよォ!!!と思ってたら俺らの壱助くんがやってくれました。ありがとう。

 金城白子がまだ壱助だったころの風魔のお話。
 本編見たときはcv櫻井孝宏ってやっぱり信用ならないね!となってたけど、過去を知るとちょっと同情する部分も出てくるね。

 因習村あるあるの固定観念というか、初手の「双子は忌み子」発言で厄介加減が瞬時に察せたよね。
特殊な一族だからこそ多様性に怯えてたのだと思うけど、「風魔はこうであるべき!」にあまりにも固執してるなぁと思った。

 風魔ってそもそも名前がカッコイイから長みたいなガチ勢が出てきちゃうんじゃない?『ぽんぽこ団』とかに改名したら一族の誇りとかどうでもよくなると思うんですけどいかかでしょうか(なにを言っているんだ)

 壱雨は自由に動ける壱助のことを羨ましく思っていたけど、実のところ壱助は風魔の因習にガチガチに捕らえられてるという……。結局壱助は父親を、壱雨は母親を目の前で失ってしまったのだし、この兄弟の背負ってる業大きすぎてツラ…となりました。

 幼少期は岩の中で、その後は獄門処でってとことん陽の光に恵まれない壱雨が可哀想になるな。生まれてくる時代や身分が違えばもっと自由に過ごせただろうにね。
 壱助は壱雨のぶんまで幸せになってください。
あこ

あこ