このレビューはネタバレを含みます
新しい切り口のSF。
落雷を受けてから主人公のリアムに変異が起こり、15m以内に近寄った者は死んでしまう。
何が起こったのかわからないまま。近くの民家に身を潜める。
ここまでの記憶がなくなってしまっている。
そこへ同様に記憶をなくした女性ジェーンが訪ねてくる。なぜか彼女がリアムの側にいると抑止力が働き人が死ななくなる。彼女は落雷を受ける前にリアムとともにトラックに同乗していたのだった。
つまり二人は常に一緒にいなければならない。
徐々に2人は記憶を取り戻していくが、それはジェーンにとっては許しがたい出来事だった。リアムを許せない思いもあるが、そこへ賞金狙いの悪漢が現れ、ジェーンが銃に倒れる。悪漢はリアムが距離を取ったことで全員死亡。
リアムは自らの危機を顧みずジェーンを病院に担ぎ込む。タンカに載せられジェーンとリアムの距離が開く。。。=周囲の皆が死ぬ。。。と思いきやリアムは銃で自身の頭を撃ち抜く。。。
結局リアムがなぜそうなったのか。ジェーンがいるとなぜ抑止出来るのかのネタバラシが一切なされない。「そりゃないよ」と嘆きたくもなるが、シチュエーションが楽しめるのでよしとしたい。