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千と千尋の神隠しのneroliのレビュー・感想・評価

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)
3.9
以前観たけど、もう一度♪
やっぱりいいお話ですね!!!
 
 
この映画は…
  
✔︎政治、経済からの観点として
 「資本主義社会への風刺」
 
 
✔︎心理的には
「アイデンティティ=自己同一性」について描いてあります。
 
「アイデンティティ」とは…
平たく言うと「私」ということ、「自分」であるということ。
自分であることの一貫性と連続性があり、
幼い頃の自分、現在の自分、未来の自分がいつも同じだという自己感覚がその基礎にあること。
 
 
 
『千尋→千→千尋』
とストーリーが進みます。
 
名前はアイデンティティの象徴です。
 
 
湯屋では「千」となって湯婆婆からアイデンティティが奪われます。
 
しかし、湯婆婆から支配されないように、
しっかり働く意思を伝え、
湯屋で「社会性」と「主体性」を身につけます。
 
そして、本物を見抜く力を養います!
 
 
 
最初の「千尋」と最後の「千尋」は違います。
 
最初の「千尋」は、親の保護を受けている思春期に入る前の学童期の「千尋」。
最後の「千尋」は、きちんとアイデンティティを持った思春期に入った「千尋」。
 

行きのトンネルの入り口と
帰り、振り返った時のトンネルの入り口が違います。
 
成長した証ということでしょう。
 
 


■木村弓「いつも何度でも」
 
 
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